稽古場

私は普段、近所のスポーツセンターで稽古をしています。
柔道場の畳の上はストレッチもやりやすく、また、道具を落としてもうるさくないし何かと都合が良いのです。
平日の昼間など年配の方が多いのですが、午後になると近所の高校生がやってきて、休憩所でゲームをしたりしています。
中には勉強をしている感心な生徒もいます。空調もきいているので集中できるのでしょう。
さらに、最近はパソコンを持ち込んで仕事をしている人もいます。
最初その彼を見かけた時は、スーツにネクタイという完全なビジネスマンスタイルでした。
ところが最近は短パンにポロシャツで仕事をしています。さすがに場違いだと思って気を使ったのでしょうか。

そうです、最初に言いましたがここはスポーツセンターです。
夏休みに入り、プールや体操教室に来た子ども達とその親御さんたちで休憩所はごった返しています。お兄ちゃんお姉ちゃんについてきたちびっ子達にとっても良い遊び場なのでしょう。皆自由にのたうちまわっています。
そして今日、そこは大量の中学生で溢れかえっていました。どうやらバトミントンの大会が開かれているようです。
中学生であふれていたと言いましたが、もちろんそれ以外のフルメンバーも揃っています。
私は奇跡的にひとつ空いていたテーブルにつき、お昼ごはんを食べていました。
近くのベンチに二人の中学生が座って話をしています。何を話しているのかはわかりません。周りがうるさすぎるのです。
それでも楽しい話をしているのではないことは感じます。そのうちふたりとも泣きだしました。
おそらく、彼女たち3年生にとっての最後の夏が終わってしまったのでしょう。ふたりとも静かに泣いていたようですが、ひょっとしたら結構な泣き声をあげていたのかもしれません。なにせ周りがうるさすぎるのです。
しかし決して居心地の悪さは感じません。後ろ髪を引かれながら柔道場に移動して稽古をはじめました。
そう、もちろん私のソロ公演「漂流記vol.1」の稽古です。
いよいよ今週本番です。皆さんのお越しをお待ち申し上げております。
漂流記


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